ex

まだまだ寒い、まだまだ遠い

ローマ人の物語 (14) パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (14) パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (15) パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (15) パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (16) パクス・ロマーナ(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (16) パクス・ロマーナ(下) (新潮文庫)

前巻のカエサルはスーパーに完ぺきな人間に描かれていましたが、オクタヴィアヌスのほうが人間くさくて共感できます。
アウグストゥス政治心理学では極めつけの達人だが、個人の心の動きには無神経だった。カエサルはこの両方ができていたのだけど、それが備わっていないオクタヴィアヌスにやはり共感してしまう。
あと、
・この時期のパクスはアウグストゥスの数多の制度の再編成が当初から完璧だったからではなく、機能しといる監視しつづけたから
・統治は不断のメンテナンスが不可欠と考える認識力と、認識するやすぐ修正できる柔軟な行動力と、それを可能にする経済力が必要
・何ごとであれ新しいことをはじめる場合の基本姿勢は、現状の正確な把握にあるのは当然(国税調査)
が印象に残った。

深夜のラブレター

最近、至極涙もろいです。
まぁ理由の一つは春から社会人ということでバイト辞めたりなんだりということでいろいろな感慨があってなのですが、もう一つは宿題くん終了にまつわるエトセトラで泣いてるんです。
TVLIFE大判化ブログを読んでは泣き、公式サイトの次週予告見ては泣き、宿題くんの前説やってた方のブログを読んでは泣く始末です。
一日に2、3回合計で泣くこともあるので、もう泣いてる自分に酔ってるか馬鹿なのかといったかんじなのですが。
でもまぁ終了の一報自体では泣かなかったのでなんでこんなに泣けるんだろうと思ったんですが、これら媒体にはやはり『思い』があるからなんですね。
ニュースはあくまで事実です。でもブログには、宿題くんを作ってきた人たち、近くで見守ってきた人たちがどんな『思い』かが如実に顕れます。
私は宿題くん終了に関しては悲しいですがしょーがないかなーと思います。今の嵐の状況だったら日テレが深夜で収めておくはずはないし、宿題くんももう長いですからね。なるべくしてなったと。
ただやはりスタッフが変わることは辛いです。クオリティの問題もありますが、こっちが触れて泣いてしまうほどに、スタッフの『番組を失う思い』は悲痛だったから。
Dには間に合いませんでしたが、G、宿題くんをリアルタイムでみれたのは本当に幸せでした。ありがとう。

踊ろうよ

ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (11) ユリウス・カエサル ルビコン以後(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (11) ユリウス・カエサル ルビコン以後(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (12) ユリウス・カエサル ルビコン以後(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (12) ユリウス・カエサル ルビコン以後(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (13) ユリウス・カエサル ルビコン以後(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (13) ユリウス・カエサル ルビコン以後(下) (新潮文庫)

塩野七生カエサルが好きだと聞いてはいたけど、本当に好きなんですね^^という…。カエサルだけで文庫6巻ですよ…。愛が高まるととまらないですよねそうですよね。
私はファンブログとか読んでるとすぐその対象を好きになってしまう流されやすい人なんですが、案の定カエサルも大好きになってしまった。どうしてくれるんだ塩野七生
まあガリアとかブリタニアに攻め込んだことは今の道徳理念に当てはめればよくはないけど、当時は単に双方の正義を行使しただけでしょうからね。
それにしてもカエサル巻はとくにビジネス指南書の様相を呈すなあと思う。これから部下ができたりリーダーになる人は読んでおいたほうがいいです。私もまた読みたい。買おうかな。

以下指南書的なメモ。

続きを読む

まつわるエトセトラ

サイゴン・タンゴ・カフェ (角川文庫)

サイゴン・タンゴ・カフェ (角川文庫)

タンゴにまつわる短編集。
どれもさらっと読めるけど味わい深くていい作品でした。
旅行中とかにベッドサイドにぽんっと置いておきたい。
どの話にも悪人が出てこないことがさらに好感が持てました。
この人の他の本も読んでみたいなあ。

Endless SHOCK

Endless SHOCK

私はそこそこ(と言っても年に両手に収まる回数だが)舞台を見ます。
でも、こんなに緻密で隙のないショーははじめてでした。
ストーリー自体は普通だけど(でも決して悪いんではない、役者の演技も相まって盛り上がっていると思う。)とにかくショーが素晴らしかった。
もうキャストも固定されて3年目というのもあって、各キャストのスキルがハンパない。
計算された間と場面転換で一瞬も目を離せないです。
これはスタッフさんも戦場ですね。
本当に観れてよかった。
こんな凡庸な言葉じゃ全然表せないし感想にならないですが、何か書かなきゃと思わされました。

喉をはさむ

アフリカを食べる

アフリカを食べる

精神的な意味で、アフリカへの入門書となりえる本。
内容はタイトルの通り、筆者が体験した様々なアフリカの食文化の紹介。
けど、アフリカ独特の食文化(ヤギの骨の髄とか羽アリ、インパラの刺身あたりが面白い。)や本当に何でも食べる筆者に驚きながらも、その奥にあるアフリカの諸問題を考えさせられてしまいます。
文明化って何だろうね。

のだめ観に行ったら、ソラニンの宣伝用コミック配ってました。
アイデン&ティティを観たときも思ったけど、ダメだ、バンドものを全然面白いと思えない。
まぁ理由は明白で、私がそれらの作品で描かれるモブだからなのだけど。
主人公が自分のやりたいことが受け入れられなくて、世間の流れに馴染めなくてその苦悩を描いているけど、私は完全に世間の流れなんだよ。
ソラニンで言えば追い出しライブで大人になれよって言ってる営業。現に4月から営業だし。
だから、世間の流れに苦悩して逆行していく者のカタルシス(?)がわからない。
別にそっちの世界に行きたかったとは1ミリも思わないんだけど(進学校→大学→企業とわかりやすい道を行ったのも後悔はない)、こっちの世界で明確な目標が見つかっているわけではないので、なぁんかモヤモヤする。
真剣に生きてないってことなのかな。