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嵐の前の静けさ

お母さん!私将来オアシズになりたいです!!
めちゃイケほとんど見たことない私には、宿題で彼女らの底力を見た気がしました。ていうかオアシズを単独ゲストにする宿題スタッフまじロック。

最近全然本読めてませんが、ちょっと前に読んだ本たち。

きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし (新潮文庫)

森見さんの「夜は短し歩けよ乙女」がここ最近でかなりのヒットだったので速攻買いましたが、うーん…。↓で、風呂敷を広げっぱなしに辟易としてた分、四つの短編がリンクしているという触れ込みに自分で勝手に期待しすぎました。でも森見さん独自の世界観のダークサイドという感じでそういう意味では裏切らないクオリティ。民俗学好きな人は好きそう。
1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

初☆村上春樹でしたが、お噂の癖の強さはあまり感じず。この本は癖は薄めのようですね。ちりばめられているモチーフの独自性(空気さなぎとか、二つの月とか)は面白くて、さすがだなあと。
ただ、風呂敷広げすぎてたためなくなっちゃったんだね感は否めない…。面白いけど、最後いろいろ放棄してます笑私は左よりというか日教組というかな先生に囲まれて中高を育ってきた、思考の根底に左翼的考えのある人間なので、わかりやすい言葉で経済に触れることができました。「資本主義ってこのためにあったのか会議」という感じでした。私の中で。税の再配分、累進課税の問題など、今までは「お金のある人が貧しい人を助けるのは当たり前じゃろゴルァ」とか思ってたんですが、そうしていると有能な人の国外流出が起こると思うと改めてうーーんですね。また日本には規制はたくさんあるけど自由に競争して能力を発揮していける場がないというのも考え物だなと思います。今までは規制を考えてきた人間なので。いかに自分が日本的考えにまみれているかを実感します。ここはもう一度いろんな思想の考えを読んで考え直したい。小林よしのりでも読もうかしら。でもまあリベラリズムは大事だと思ってます。今でも。
宇宙からの帰還 (中公文庫)

宇宙からの帰還 (中公文庫)

自分に宇宙ブームがきてるので呼んでみたが、宇宙を体験した人(宇宙飛行士)が、その後どのような変化を遂げたのかが書いてあって、今までになかった(といっても書かれたのはだいぶ前だが)面白い観点から書かれてるなーと思った。
それにしても読めば読むほど宇宙に行きたくなる。
正直、今までは「何十億円を出して宇宙旅行」というニュースを見てもセレブはやることが違うなww位の感想しかもたなかったのに、今はいくら出しても行きたい。宇宙から地球が見てみたい。と思うようになった。それぐらい宇宙飛行士の語る言葉がすごい。

宇宙飛行士に比較的共通した宇宙での体験は、

・宇宙から見れば、地球上に国境がありその間でいがみ合っているのが馬鹿らしくなる。みんな地球という唯一の惑星の住人であるのに。違うところも同じ。
・写真で見る地球と実際に見る地球(特にEVAで何も通さずに見たとき)はまったく違う。そこに地球が実体としてあり、つかめるのではないか。
・地球で思うよりも地表がよく見える。紛争の火とかも
・地球が秩序だったもの。偶然にこんなものができるわけがないと思わされる。→神の存在の認識。

だった。理系の人がこんな超常的な存在を考えるようになる宇宙体験てすごい。
「宇宙体験の結果、無神論者になったものは一人もいない」
あと、アポロ13号のジム・ラベルの言葉は覚えておくべきだと思った。
We do not realize what we have on earth until we leave it.

イラクの小さな橋を渡って (光文社文庫)

イラクの小さな橋を渡って (光文社文庫)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

昔にのが鉄コン筋クリートに関するインタビューで、感想を「感動するけど何でだかわかんなくて何度も読み続けた」って表現していたけど、この本は私にとってそうなるかもしれない。わかるんだけど、わかんない。暇すぎて珍しく本を買ったんだが(普段は専ら借りる)、“買って”よかったなぁと思う。舞城王太郎の本は人生で押さえとかなきゃいけないツボを再認識させられるなあ。私はひとを愛するのが苦手だから、愛せるようになりたいなと思う。
スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)

スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)

初☆舞城王太郎。表現がきついので、好みが分かれそうだなあ…。私は本来表現がきつい、というか描写がぶっ飛んでるものは苦手なんですが、これははっとさせられる言葉があるというのと、物語がすっと着地しているのもあって、嫌いになれません。好きだけど、読むのは大変だなあ。
空は、今日も、青いか? (集英社文庫)

空は、今日も、青いか? (集英社文庫)

石田衣良ほど(笑)の似合う作家もいないと思っているんですが。このR25の連載はなんとなく好きで気が向いたら読んでます。
結構元気出るんだよね。最近とりあえず子作りしろみたいなことばっか書いてるけど。