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かほり

今日も志望度高いところの一時面接でした。即日連絡が常らしいけど、まだ電話こねーぜ!!さっきからみんしゅうリロードしまくったりぎゃーぎゃー叫んだりしてます。たすけてー。とは言っても明日の準備もしなきゃなので、いつまでもぐええぇぇとか言ってもいられないですが。
ここ2、3日は就活+入学式、入社式でスーツがいっぱい。春ですねー。


この本を腰を据えて読むことにしました。何巻まであるのだろうか・・・。

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)


古代に屈指の繁栄を誇ったローマの歴史を辿りながら、その政治的に優れた点、精神などを探っていくというのが要旨でしょうか。ローマ人の生き方を見て今の自分の生活の教訓にしたり、現代政治と比べることが出来て、意外と今の世の中で考えても面白い本だなーと思います。

塩野七生がこの巻を通して一番言いたいのはローマの多民族に対する政治的寛容さであったり宗教的な開放性かな。世界史勉強してるとやれ併合だ制圧だなんてのが多いですが(とくに近代)、ローマ人は周りの国との戦争に勝っても自治権や市民権を認めているのがゆるいなぁーと。

一巻だけで盛りだくさんで要約とかむーりーという感じなんですが、とりあえず備忘録で箇条書きで。

宗教のはなし

歴史を学ぶにしろ現代の政治を考えるにしろ宗教問題は避けては通れない道で、無関心な日本人としては正直めんどい。一神教は人々の規律や倫理道徳をただす役割なのに対して、ローマの多神教の神々は守り神としてでしかないから、欠点もあって絶対でないというのがなるほどなーと思いました。日本の八百万の神も守り神だけど、こちらはちょっと人を縛る倫理面も強い印象。
精神の拠り所があることは悪いことではないからもちろん一神教が悪いとは思わないけれど、一神教(宗教)が政治の指導規範になることは怖いなぁと思います。昔から尽きない問題なのに昨今の世界情勢は宗教戦争ばっかりだもんね。

ローマ:法律、ギリシア:哲学、ユダヤ:宗教が支配

howto本にできそうな教訓。

「真の生き方は表と裏のバランスをうまくとること」
政治の世界でも倫理的にただ正しいことだけをまっとうにやり進められない。これは個人もだよね。
「ローマ人の問題抽出能力と、それを解決する上での優先順位の付け方」
就活中の身には耳が痛い。

あと寡頭制における任期や敗将不問の巧みさも次の感想で書きたい。書かないと忘れる。